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ゼミナール担当教員からのメッセージ

カレッジ生とともに、ゼミナールで学ぶ担当教員からのメッセージです。
東京都立大学が誇る強力な教授陣が皆さまの学びと交流をサポートいたします。

山田 昌久

山田 昌久東京都立大学 特任教授【本科・専攻科・研究生コース】

専門分野/メッセージ

【専門】考古学
旧石器時代から江戸時代の遺跡調査、民俗誌考古学・実験考古学によって生活文化史を研究している。最近は、本年世界遺産となる北海道・北東北縄文遺跡群のNHKの番組制作に関わっている。日本考古学協会理事や全国の遺跡調査指導委員・国史跡の整備委員会委員を務める。


私は日本文化を世界史の中で考えようと、ロシア・韓国・中国・香港・ベトナム・エジプトなどで遺跡調査・民族誌調査を行ってきました。特に「日本人と木(植物)の文化」の形成過程を追及してきました。歴史・文化の学びからは、日本・東京を知る鍵が沢山見いだせます。たとえば、「七夕」というのは、古墳時代に伝わった棚の上に各部材を組んだアジアの「棚機(たなばた)」、牽牛・織女のいいつたえに起源があります。
雅楽の「琴や笙」は中国の戦国~漢代の王墓に残された楽器にその原型があります。入り組んだ谷と利根川・荒川の氾濫する地で行われた江戸の町づくりは、大胆な空間計画と土地改造で達成されました。皆さんと学ぶ日本・東京の文化や歴史には、教科書には無い沢山の事実が潜んでいるでしょう。

可知 直毅

可知 直毅東京都立大学 特任教授【本科・専攻科・研究生コース】

専門分野/メッセージ

【専門】植物生態学・保全生態学・島しょ生態学
日本生態学会会長(2016~2017年度)、日本島嶼学会会長(2019~2021年)を歴任。小笠原諸島世界自然遺産地域科学委員長、環境省生物多様性民間参画ガイドラインの策定に関する検討会座長、東京都環境審議会委員を務めるなど、環境行政にも貢献している。


東京都は都市域や近郊に加えて、多摩地域や伊豆諸島、世界自然遺産に登録されている小笠原諸島など、多様で豊かな自然にも恵まれた世界でもめずらしい首都です。東京都の自然を生態学的な視点から学び、体験することを通して、持続可能な人と自然の共生のあり方について、皆さんと共に考えたいと思います。生態学は多様性の学問です。多様なバックグラウンドのカレッジ生が集うことを期待しています。

東 秀紀

東 秀紀東京都立大学 特任教授【本科・専攻科・研究生コース】

専門分野/メッセージ

【専門】観光学、建築学、まちづくり
首都大学東京(現東京都立大学)の教授として教鞭をとりながら、「東京駅の建築家辰野金吾伝」「アガサ・クリスティーと大英帝国」などの小説、評論を発表。歴史文学賞、日本建築学会文化賞受賞、日本推理作家協会賞、新田次郎文学賞、新潮学芸賞候補。NHK-BSテレビ「英雄たちの選択」などに出演。


ぼくは皆さんと同じシニア層です。退職したら、あれもやろう、これもやろうと楽しみにしてきましたが、今回皆さんとご一緒できることとなり、また楽しみが増えました。担当講義は「江戸・東京まちづくり物語」と「文芸の中の地域と社会」(部分)。観光やまちづくりを、物語形式で「人間」中心にみながら、暮らしや文化まで含んで(時には落語やミステリ、アニメも!)未来まで考えようという試みで、ゼミも同じ方針です。我ながら壮大すぎて心配ですが、そこは楽しく̶皆さんに助けられながら、何とかやっていきましょう!

山田 幸正

山田 幸正東京都立大学 特任教授【本科・専攻科・研究生コース】

専門分野/メッセージ

【専門】建築史、文化遺産保存
日本およびアジアを中心とした建築史、文化遺産の保存と活用。UNESCO Asia-Pacific Heritage Conservation Awards受賞。文化庁文化審議会世界文化遺産部会の委員を務めるほか、日本イコモス国内委員会、地中海学会などに所属している。


世の中では「人生100年時代」とか「生涯現役」と言われています。皆さんはこれまで家族のため、会社のために考え、研鑽を積み努力されてきたと思います。どうでしょう、これからの人生は、これまでの経験やノウハウをベースにしながら、自分のために自分で考えて行動してみたら。そのためにももう一度、大学という場に身を置き、これまで知らなかった、知ろうともしなかったことにも向き合い、いろいろな興味や関心をもった仲間と語り合うことで、「次」がみえてくるのではないでしょうか。私の専門は建築史ですので、古建築や伝統的町並みに秘められた「時間を宿した空間」を再発見し味わうための見方・楽しみ方をお話しましょう。文化的感性を磨き、建築や都市にみられる豊かさを活かせるようなクリエイティブな人材となることもひとつの選択肢ではないでしょうか。我々とともに、時代の転換を感知し、行動をおこしてほしいと思います。

太田正廣

太田 正廣東京都立大学 特任教授【本科・専攻科・研究生コース】

専門分野/メッセージ

【専門】人類拡散史、基礎工学
大学では首都大学東京理工学系機械工学コース長などを歴任。人間の空間移動の歴史を基礎工学視点から眺め、か弱い古人類がなぜ直立二足歩行で未知の世界に乗り出し拡散していったのかに感心を示している。実践技術修得の厚労省系大学校で校長を5年間勤めた後、国際規格日本側委員長など工学系に係る幅広い分野で活躍しているほか、地域活動でも重要な役割を担っている。


大学では首都大学東京理工学系機械工学コース長などを歴任。人間の空間移動の歴史を基礎工学視点から眺め、か弱い古人類がなぜ直立二足歩行で未知の世界に乗り出し拡散していったのかに感心を示している。実践技術修得の厚労省系大学校で校長を5年間勤めた後、国際規格日本側委員長など工学系に係る幅広い分野で活躍しているほか、地域活動でも重要な役割を担っている。

菊地俊夫

菊地 俊夫東京都立大学 特任教授【本科】

専門分野/メッセージ

【専門】農業・農村地理学、観光地理学、地誌学
公益社団法人日本地理学会理事長や地理空間学会会長を歴任。国土交通省審議会(小笠原諸島開発振興担当)会長を務める。農村空間の商品化や農村の持続的発展、およびフードツーリズムなどに関する実証的な研究を行い、それらに関する著作を多く出版している。また、オーストラリアやニュージーランドに留学した経験を生かして外国地誌の研究や著作も多い。最近では、東京の地誌的な研究をライフワークと考えて意欲的に取り組んでいる。


私の専門は地理学で、景観(風景)から「地(ち)」の「理(ことわり)」を「学」ぶことにこだわって研究しています。多くの研究は、地域の自然環境や歴史・文化環境や社会・経済環境を理解し、それらの環境条件を総合的に考察して、地域の性格を明らかにするものになっています。このようにして地域の性格を明らかにすることは難しいのですが、その難しさゆえに面白さもあります。皆さんは、地理学を通じて地域の自然環境や歴史・文化環境や社会・経済環境を学び、それらをジグソーパズルのピースのように埋め込んで、地域の性格という絵を完成させることができます。そのような絵を完成させることこそが「地」の「理」の「学」ぶことなのです。

永井撤

永井 撤東京都立大学 特任教授【本科・専攻科・研究生コース】

専門分野/メッセージ

【専門】臨床心理学
児童期から思春期・青年期の心理支援と親面接を専門、主に不登校やひきこもり、親子関係などの問題への対応を実践、プレイ、イメージ、夢などの自己表現法を支援者自身の課題と関わり方を取り入れて研究。さらにそのような方法を用いた人生の後半の心理的課題への当事者研究への取り組み、川崎市子ども家庭センター、横浜青少年相談センター、横浜いのちの電話、都内区立教育相談室のスーパーヴァイザー、など。日本遊戯療法学会誌編集委員長。


私のゼミではそれぞれの参加者の皆さんのご自身の体験を踏まえたうえで、それを足場として、様々なこころの問題や課題について、広く社会や家族の課題も含めつつ理解を深めていけたらと思っています。私自身の臨床心理的な基本的な見方や実践についても提示しようかと思いますが、既存の枠組みにとらわれずに、ひとり一人の参加者の皆さんがその取り組みを通じての自分自身への気づきや自己体験の広がりを持てるようになればと思っています。

篠田粧子

篠田 粧子東京都立大学 特任教授【本科・専攻科・研究生コース】

専門分野/メッセージ

【専門】栄養生化学、ミネラル栄養
日本栄養・食料学会参与。東京都消費生活総合センター、羽村市消費生活センターの運営委員を務め、長年にわたって地域の消費者活動に貢献している。米国の大学で栄養学を学んだ経験から、日本の食生活が世界に誇れるものであると実感し、食生活改善の啓蒙活動にも力を注いでいる。


" We are what we ate." 私たちの体は、食べることで常に作り替えられています。何を食べる? いつ食べる? 生活習慣病との関係は? 食べ物はどこから来る? 食糧の自給は? テーマは無限に広がります。「食」という視点から見ると、今まで見えなかったことに気がつくかもしれません。自由にテーマを決めて取り組む自分のための勉強はなんて面白い! ゼミ生が活き活きと研究テーマに取り組むなかで、私も多くを学んでいます。分野の異なる生活を積み重ねてきた方たちから刺激を受け、前向きにディスカッションできる機会はとても貴重です。一緒に、知的好奇心の森へ分け入りましょう。

児玉謙太郎

児玉 謙太郎東京都立大学 准教授【本科・専攻科・研究生コース】

専門分野/メッセージ

【専門】認知科学・身体運動科学
心理学や認知科学の観点から、ヒトの身体運動や知覚、コミュニケーション、健康に関する基礎研究に従事。また、理学療法士・作業療法士・臨床心理士らとの共同研究も実施。人工知能学会の身体知研究会では幹事を務め、同学会の編集委員も務めている。


私は、こころ(心理)、からだ(運動)、あたま(認知)の関係性に興味があり、人間を対象とした様々な実験的研究を行っています。例えば、人間がどのように環境を知覚し行動しているかを調べ、リハビリテーションの実践や、人間をサポートする人工システムへの応用を目指しています。現代では、ロボットや人工知能が私たちの生活や社会に浸透し始め、改めて「人間らしさ」や「人との関わり」について問い直されているように思います。私のゼミでは、幅広くテーマを募集し、様々なバックグラウンドをもつ仲間とのディスカッションを通し、人間ならではの能力や特性を理解できるような研究を進めていきます。多様で変動的な時代に柔軟に適応していけるスキルを皆さんと一緒に磨いていけたらと思います。

仁井田典子

仁井田 典子東京都立大学 特任准教授【本科・専攻科・研究生コース】

専門分野/メッセージ

【専門】社会学(労働問題)
東京都立大学人文科学研究科客員研究員。雇用が不安定化するなかで、不安定な就業状況におかれた労働者たち(特に女性や若者)がどのような生きにくさを抱えているのかについて、個人加盟の労働組合(コミュニティ・ユニオン)、若者就業支援施設(ジョブカフェ)などをフィールドとした、自身の経験に根差した調査研究を行なっている。これまでに、女性の個人加盟の労働組合の役員や、港区・世田谷区の男女共同参画センターが主催する、働く女性や若者のための講座において講師を務めている。


私の専門である社会学は、私たちが生きる社会を観察対象とする学問です。労働問題や貧困といった、身の周りで起こっている社会現象をテーマとして扱います。人生経験が豊かで多様なバックグラウンドを持ったカレッジ生のみなさんとの対話を通して、現在の日本社会とはどのような社会であり、どのような問題を抱えているのかについて、考えを掘り下げていきたいと思います。みなさんとの世代を超えた交流により、私自身の他者理解が深まっていくことを楽しみにしています。

※担当教員の所属は2021年4月現在のものです。

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