※講座名や内容、回数、担当教員などは2021年9月現在のものです。 2022年度については変更となる場合もあります。
※「講座名」横の○ 内は授業予定回数です。
必修科目

情報リテラシー基礎
永井正洋(東京都立大学 大学教育センター教授)、伏木田稚子准教授、児玉謙太郎准教授、安藤大地准教授、根元裕樹特任准教授
本学においてコンピュータやネットワークシステムを利用する上で必須となる情報倫理、学内の情報環境、eラーニングシステム「kibaco」等に関する基礎的な知識を習得する。

研究を始める前に~研究倫理とリテラシー~
児玉謙太郎(東京都立大学プレミアム・カレッジ准教授)
研究活動を始めるにあたり必要となる一般的な知識として「研究とは何か?」「守るべきルールは?」「必要なスキルは?」について、研究倫理、情報リテラシー、研究計画、学術的コミュニケーションといったキーワードに基づき学ぶ。また、授業ノート、レポート、論文の作成に必要なノートテイキング、ライティングの基礎知識と実践的スキルについても解説する。

前期ゼミナール及び後期ゼミナール
ゼミナール担当教員
前期ゼミナールでは、各ゼミナールのクラスにおいて、テーマに沿った調査検討・討議等により、後期に作成する論文作成の基礎となる調査方法や発表方法を学ぶとともに、カレッジ生や担当教員等との活発な議論により、深い学びと相互の交流を深める。後期ゼミナールでは、各自、研究テーマを定め、担当教員の指導の下、修了論文を作成する。そして、年度末には、東京都立大学プレミアム・カレッジの学びの集大成として、その研究成果を「成果発表会」でカレッジの仲間や、ご家族、学部生等にプレゼンテーションすることを目標とする。
選択科目(プログラム科目群)
- テーマ❶
- 江戸・東京の「歴史」から学ぶ

江戸・東京の歴史
山田昌久(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)、谷口央教授、源川真希教授
関東平野の地形的特徴からは、江戸の地は必ずしも都市空間として利用しやすい地ではなかった。この授業では、歴史学・考古学の教員3名で行い、①遺跡情報から、関東平野の地形形成の特徴や、江戸市街地の水道整備等、江戸の基盤整備の様子 ②徳川家康から家光の時代になされた江戸のまちづくりの様子 ③明治以降に江戸から近代国家の都市としての変容構想や都市政策、といった内容を、それぞれの教員が4回ずつ受け持って講義していく。

江戸・東京まちづくり物語
東秀紀(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
この授業は、徳川家康が江戸に来て以来430年にわたる「まちづくり」の歴史を、「ものがたり」の形式で、わかりやすく皆さんにお話ししようというもの。家康のほか、大岡越前、渋沢栄一、後藤新平らの人々や、富士山噴火、東京大空襲、オリンピック等の事件を毎回の中心に置き、絵や動画も含めながら進める予定。都市工学だけでなく、落語、歌舞伎、建築、浮世絵、そして時には池波正太郎の時代小説や松本清張のミステリーも織り交ぜながら、江戸・東京の歴史、現在、未来をご一緒に、楽しく探っていきたい。

日本の古建築のみかた
山田幸正(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
我が国の歴史的建造物における様式・技法的な特徴を、建築の種別や部位ごとに古代・中世まで遡りながら、古建築のもつ様式美や建築文化を探り、理解する。

「水」からみる江戸・東京の暮らしと文化
山田幸正(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)、市川憲良名誉教授、高道昌志助教
江戸・東京は、江戸川、墨田川、神田川等のほか、それらを網の目のようにつなぐ水路や雄大な濠による、水運が発達した「水の都」でもある。江戸・東京における人々の暮らしや産業・生業にとって、「水」がどのような役割を果たしてきたのかについて、建築都市における基本的な水の機能、都市の生活文化や景観・デザインとのかかわりあい等も含めて考えてみたい。

東京地理入門
菊地俊夫(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
江戸及び東京が何故、世界都市になったのか、あるいは何故、世界都市であり続けているのかを、東京を取り巻く自然環境や歴史・文化環境、社会・経済環境などから総合的に解き明かし、江戸や東京の地理的な性格を理解する。また、他の世界都市との比較を通じて東京の優位性・特徴も理解する。

文芸の中の江戸・東京
東秀紀(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
芸術、文化において、舞台としての都市は大きな意味をもっています。「まちづくり」を主軸にした前期に続き、後期はその江戸・東京を舞台とした落語、浮世絵、歌舞伎から、近代日本文学、ミステリ、音楽、建築に至るまでの文芸作品を中心に、みていきたいと思います。更に、東京と比較するため、ロンドン、パリなど西洋の都市についても取り上げる予定です。
- テーマ❷
- 首都・東京を教材に「まち」を学ぶ

都市を育み、活かす技術
横山勝英(東京都立大学 都市環境学部都市基盤環境学科教授)、今村能之教授、酒井宏治准教授、新谷哲也准教授
私たちが安心して快適に暮らし、生活の質を高めていくためには、生活と自然環境の調和を図り、安全で機能的な社会システムを有する都市空間を持続していく必要がある。その実現のためには、種々の都市基盤施設の整備とそれを支える技術が重要である。そこで本講義では、「生活環境を育み、活かす」といった役割を担う都市基盤技術をテーマに、都市の水及び資源の循環に焦点をあて、水資源、水環境、上下水道、沿岸・海洋環境などについて、具体的な例も挙げて講義する。

都市を造り、支えるインフラ
西村和夫(東京都立大学プレミアム・カレッジ長)、村越潤教授、上野敦准教授
都市および周辺地域での「安全」、「安心」が社会のキーワードになってきている。普段意識することが少ない生活環境を支えるインフラに関し、都市のインフラを代表して、コンクリート構造物、橋梁と、それらを支える地盤と地下のトンネルについて、具体的な例も挙げて講義する。

多摩・島しょ地域の自然
可知直毅(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)ほか
多摩地域の多様な自然や、伊豆諸島・小笠原諸島等、東京都の島しょ地域の自然について、歴史や文化的背景も含め、科学的な理解を深める。具体的には、本学が設置している小笠原研究施設を拠点とした、小笠原における生物進化や自然保全の研究成果等について、最新の知見を踏まえた講義に加え、多摩・島しょ地域の自然を体感するフィールドワークを実施する。

多摩ニュータウン物語
松本真澄(東京都立大学 都市環境学部建築学科助教)、上野淳名誉教授、吉川徹教授ほか
最初の入居が実現してから約50年が経過しようとしている多摩ニュータウンは、我が国最大のニュータウンである。居住者の高齢化、住宅ストックの老朽化等の影が忍び寄るが、その「いえと街の再生」は我が国の都市・住宅にとって普遍の課題といえる。多摩ニュータウンの来し方、将来をフィールドサーベイを交えながら議論する。
- テーマ❸
- 東京の「都市課題」から学ぶ

社会学からみた都市の貧困問題
仁井田典子(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任准教授)
この授業では、社会学的に捉えると都市の貧困とはどのようなものとして見えてくるのかについて学ぶ。特に、インターネットを通じて単発で仕事を請け負うプラットフォームワーカーとして働く労働者、女性、外国人労働者、野宿者に注目する。彼ら・彼女らがどのような状況に置かれているのか、いかなる生活世界を生きているのかについて、統計的なデータなどに加え、具体的な語りを紹介する。都市の貧困問題を社会学的にとらえていくことを通して、コロナ禍においてどのような社会不安が生じているのか、今後どのような問題が生じると考えられるのかについて、皆さんと一緒に考えていく。

都市の自然と里山
可知直毅(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)ほか
都市における自然や里山の価値とその実態について、生態学的な理解を深め、自然に対する多様な価値観が存在することを認識し、人と自然の共生について考察する。具体的には、植物学者である牧野富太郎博士の研究成果や、ヒートアイランド問題に関する都市の自然の有効性、フィールドワークによる緑地観察等を通じて都市の自然や里山への理解を多様な角度から深めていく。

東京から考えるQuality of Life
児玉謙太郎(東京都立大学プレミアム・カレッジ准教授)
健康やQOL(Quality of Life:生活の質・人生の質)を維持・向上させ、人生を豊かにする方法は様々。身体の健康だけではなく、社会文化的な活動の中で、他者とのコミュニケーションを通して得られる精神的・社会的な健康も重要。本科目では、東京で活躍する各分野の専門家・実践家を招いて、文化、アート、スポーツ、テクノロジーと健康・QOLの関係を学び、それらについて多角的に考えていく。

防災と危機管理
田邉揮司良(東京都立大学 非常勤講師)
30年以内に70%の確率で発生が予期される首都直下地震災害、近年激甚化する豪雨被害、及び島しょ部における火山噴火や津波災害などの自然災害への東京都の対応を始め、テロ、サイバー、感染症、弾道ミサイルなど都民生活や都市機能に多大な影響を及ぼす事態への危機管理について講義する。

都政課題(フィールドワーク)
大橋隆哉(東京都立大学学長)
本講座では、多様な行政のフィールドを抱える東京都の施策の最前線について、現場のフィールドワークを含めて実践的に学ぶ講座である。東京都の担当者(管理職)等からの施策の説明とあわせて、ハード施設や試験研究施設をはじめとした現場の実態を、直接「見て、感じ」、幅広い分野を担う都政への理解を深めるとともに、他の選択科目等で学んだ知識や見識をより高めていくことを目的とする。授業は、下水道施設などの都市インフラをはじめ、水素情報館や河川管理施設など、多様なフィールドワークを学びの場として実施する予定。
選択科目(教養科目群)
- テーマ❶
- 都市・社会・環境

社会学入門:社会問題からみる私たちの社会
仁井田典子(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任准教授)
社会学とは、私たちが生きる社会を観察対象とし、そこで生じる現象がどのような因果関係によって成り立っているのかについて明らかにする学問である。故に、社会学を学ぶことは、私たちが『当たり前』『仕方ない』と思っていることは本当にそうなのか問い直すことにつながる。この授業では、具体的な社会問題を捉えていくことで、新しい社会的な課題を皆さんと一緒に考えていく。

地域環境学
菊地俊夫(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
人間は地域の環境に適応するため、さまざまな土地資源を有機的に組織化し利用してきた。地域環境学では地理学のフレームワークを援用して、人間が土地資源を利用する仕方を自然環境の枠組みと社会・経済環境の枠組み、および歴史・文化環境の枠組みから総合的に理解する。
- テーマ❷
- 文化・芸術・歴史

奈良の考古学で知る日本の国の成立過程
橋本裕行(東京都立大学 非常勤講師)、山田昌久特任教授
長年奈良県で遺跡発掘をされてきた橋本氏を講師としてお招きし、弥生時代から古墳時代を経て飛鳥の地に最初の都城ができたり、奈良に律令国家ができたりする過程について講義をお願いし、その後20分間程度の時間で担当教員や受講生と議論して、日本の国の成り立ちについて考える。

近代日本美術史―岡倉天心、
横山大観と「日本画」の成立―
佐藤志乃(東京都立大学 非常勤講師)
明治期、美術行政を動かし伝統美術復興に尽力した思想家・岡倉天心と、その傘下で実験的試みを展開した画家・横山大観。両者は画壇を牽引し、「日本画」の創出に尽力した。本講義では、彼らの事跡を中心に「日本画」成立の過程を追う。また、同時代の時粧風物や、思想、宗教、文学の動きなどと関連させて、近代日本史の流れのなかに「日本画」を位置付ける。

江戸から近代への日本美術の流れ~
伝統美術の流派
佐藤志乃(東京都立大学 非常勤講師)
和歌、古典文学、漢籍、俳句といった文芸や、仏教、道教などと密接に結びつき、それらから多くの題材を得てきた伝統美術は、西洋化の進む近代においてもなおその画題を失うことはなかった。本講義では、江戸から明治にかけて日本人の美意識、想像力、信仰心、教養、遊び心がどう受け継がれたのかを、伝統諸派の絵画から読み解く。

科学で調べる遺跡の成り立ち
-年代と古食性-
宮田佳樹(東京都立大学 非常勤講師)、山田昌久特任教授
本講義では、「時間」と「古食性」をキーワードに、科学的な視点から先史社会の人々の暮らしを解明していく。近年の考古学では従来の人工物の観察研究を超えて、分析科学を用いた研究が拡大している。土器や石器だけでは描けない精密で豊かな情報を引き出すことが進み、歴史研究に大きく貢献している。本講義は、そうした研究をリードしてきた担当教員の実践例を示しながら、進めていく。
- テーマ❸
- 生命・人間・健康

食生活と健康
篠田粧子(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
人生100年時代を健康に生きるために必要な栄養学の基礎知識を学ぶ。「たかが食べ物」と捉えられがちであるが、食品は先端科学の産物でもある。世間には食品に関する情報が溢れているが、そうしたものに惑わされず、自ら必要な情報を選び取る科学的理解と、栄養問題を多面的に捉える思考力の獲得を目指す。栄養素の働き、栄養素摂取と疾患の関係等、毎回テーマを定め、体系的な理解につなげていく。

生活の心理学
渡部みさ(東京都立大学 学生サポートセンター教授)、村松健司教授、駒屋雄高准教授
本授業では、ライフサイクルの時々で生じる心の問題について、臨床心理学的見地から考えていく。まず臨床心理学の成り立ちと発展の歴史を学び、いくつかの技法について実習を交えてその基礎を学んでいく。加えて、ライフサイクルの時々の心理的課題とその対処や支援について学ぶ。心理技法等の実習を実施することで、実践的な知識の獲得を目指す。

自己分析の心理;自分史を書くために
永井撤(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
心理臨床の世界では、対人関係を重視する支援の場合、支援者が自身の内省や自己分析が重要な手掛かりとなる。ここでは受講者が心理学の多様な考えや方法を用いて自己理解を深めることで、自分を振り返る視点を見出し人との関係を考えていく。

生活機能障害概論
浅川康吉(東京都立大学 健康福祉学部理学療法学科教授)、河原加代子教授、藺牟田洋美准教授、石橋裕准教授
日常生活の様相を多面的に捉える枠組みとして国際生活機能分類を学び、高齢者や障害者に生じる生活機能障害を理解するとともに、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるための支援方法について講義する。
- テーマ❹
- 科学・技術・経済・産業

自然を見る目を養う
(生態学の基礎)
可知直毅(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
東京の多様な自然に対する科学的な理解を深めるため、生態学の基礎を幅広く学ぶ。具体的には、生物多様性の意味や保全の取り組み、生態系の持続可能性や外来生物の問題等具体を取り上げ、フィールドワークも交えて学部及び一部大学院レベルの生態学の基礎を習得する。

宇宙の謎に迫る
大橋隆哉(東京都立大学学長)
宇宙には惑星、星、銀河などの見える天体だけでなく、ブラックホールやダークマターなど特異な天体や物質が存在し、宇宙の進化や構造形成の鍵を握っている。多くの謎に満ちた宇宙をどう観測し、その実態をどのように解き明かそうとするかについて学ぶ。

直立二足歩行による人類の拡散史
太田正廣(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
本授業では,現生人類の祖先が遥か数百万年前に類人猿と分岐し,樹上から地上に降り二足歩行し始めた理由を皆さんと一緒に考えてみたい。狩猟採集時代の祖先は,非常に厳しい他の動物との生存競争を生き延び,気候の大変動と闘い,数十万年かけて世界中に拡散した理由を議論したい。祖先たちは東アフリカを出てアフリカ大陸南端あるいは遥か南米大陸南端にも到達した。アラスカから南米最南端まで約2万kmを約千年間スケ-ルで拡散したらしいことは非常な驚きではないだろうか!さらに,なぜ,祖先は拡散できたのかだろうか。現生動物や発見された化石の骨格構造・筋肉構造・視覚・聴覚・嗅覚等・呼吸・脳・前肢等を概観・推測し, 人類誕生前から古動物たちは如何に五体・五感を進化させながら何を得て何を失ったのか?

拡散手段進化による人類の拡散史
太田正廣(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
現生人類(ヒト,ホモ・サピエンス)の祖先は,約600万年前頃から直立二足歩行で地上を歩き始め,アフリカ大地から世界中に移動・拡散を開始した。自身の足を使って移動しだした人間は,その後,馬や牛などの動物を使いこなし,帆船を操り,汽車・自動車・鉄道・地下鉄・航空機・ロケットで,より早く,より高く,より広く,より遠く,より深く,地上・地下・海上・海中・空中・宇宙を拡散している。拡散する手段を人間はどのようにして手に入れたのかを,俯瞰的に歴史的に技術的に眺めてみながら,その手段が如何に進化してきたか,将来に向けどのような変貌を遂げ進化して行くかを考えてみたい。手にした手段は,未知への憧れ,早さ・便利さを求めただけだったのか?未来の人類・地球に与える影響は?

企業経営と社会
桑田耕太郎教授
経営学は、現代社会の基礎的な構成要素としての企業を対象として、企業とそのベースとなっている社会の構造や行動のメカニズムを解明することを目的としています。この授業では、経営学の考え方や現実の企業の行動を理解するための基礎知識について講義します。
アディショナル科目

パソコン技術
永井正洋(東京都立大学 大学教育センター教授)、伏木田稚子准教授、安藤大地准教授、根元裕樹特任准教授
パソコンやネットワークの基本的な知識・考え方(タイピング・文書編集、表計算、プレゼンテーション資料の作成・発表等)を身に付け、習熟することを目的とする。授業は、アシスタントを活用する等、きめ細かいフォローの下実施する。

きらぼし銀行金融アカデミー
東京きらぼしフィナンシャルグループきらぼし銀行
長引く低金利環境等を背景に大きく変革する金融業界を取り巻く最新の動向や、資産形成、相続などの身近な内容について、銀行の第一線で活躍する役員及び幹部職員から現場の実態を踏まえた、実践的かつ分かりやすい講義を行う。
- 夏季・春季等集中講座
- 夏季・春季休業期間中などに実施する、短期集中型の講座

東京農業の今とこれから
公益財団法人 東京都農林水産振興財団
バラエティ豊かな東京農業の現状、伝統ある江戸東京野菜、東京オリジナル品種、ICTを活用した先端的生産システム等について、東京都農林総合研究センターの現場で活躍する研究員等からの講義・研究施設紹介等を通じて理解を深めていく。

江戸・東京の建築文化に触れる
(フィールドワーク)
山田幸正(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
プログラム科目「日本の古建築のみかた」で習得した知識などを踏まえ、都内所在の博物館や美術館等の模型・展示品、実際の建築物などを見学し、江戸・東京の建築文化をより深く理解する。

東京下町探訪~谷根千のまち歩き発見~
山田幸正(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
プログラム科目「日本の古建築のみかた」に関連して、現地調査等により、実際の東京下町における見どころやその文化的意味をみずから発見する。

パソコン技術(プレゼンテーション基礎)
伏木田稚子(東京都立大学 大学教育センター准教授)ほか
プレゼンテーションの意義・目的、内容と構成、準備に関する知識を理解した上で、ソフトウェアを活用してスライドを作成し、研究発表のためのプレゼンテーションを実践する。

印象派vs.日本~パリと江戸・東京
宮崎克己(東京都立大学 非常勤講師)
印象派におけるジャポニスムの側面および印象派絵画の日本への受容を軸とし、パリ・江戸東京の両都市における社会的背景、文化地理、ジェンダーなどを関連付けて考える。

グローバル社会で暮らすための異文化コミュニケーション
小柳志津(東京都立大学 非常勤講師)
この授業では、文化が異なる人々との接触におけるコミュニケーションや心理についての基本的な理論を身近な出来事やニュースから理解し、みなさんの経験も交えたディスカッションを通して分析する。加えて、みなさんがグローバル化する社会とどのように関わっていくかを考え、実行していくための準備やスキルアップも大きなテーマとしている。

わが国の総合安全保障と危機管理
田邉揮司良(東京都立大学 非常勤講師)
世界の覇権をめぐり米中対立が激化し、またわが国も尖閣諸島をはじめとする周辺国との領土領海係争が厳しさを増す中、わが国の置かれた安全保障環境は益々厳しく、軍事力に限らず、経済、最新技術をめぐる熾烈な競争の狭間にある。わが国の安全保障政策には、外交・軍事だけではない総合的な対応が一段と求められており、本講義では、これらについて概観する。

ライフスタイル健康科学
稲山貴代(東京都立大学 非常勤講師)
ライフステージやライフスタイルによって、健康状態や健康課題は変わる本講義では、ヘルスリテラシーのプロセス(情報へのアクセス・理解・判断・活用)を意識し、科学的根拠に基づく健康づくりについて学ぶ。栄養と身体活動(運動と生活活動)の考え方、アセスメントと実践など、自身でマネジメントできる力を養うことを目指す。

分子栄養学が開く栄養素吸収のブラックボックス
篠田粧子(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)
栄養研究に分子生物学の手法が導入され、これまで解明が難しかったブラックボックスの扉が開きつつあります。栄養素の消化・吸収を分子のレベルで見ると何が見えてくるのでしょうか。生体では多種多様な物質の反応が同時進行していますが、ここでは消化管での鉄吸収を題材に取り上げ、生体物質の応答を例に分子栄養学の基礎を学びます。

東京の「離島」を学ぶ(現地フィールドワーク:宿泊付)
可知直毅(東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授)、黒川信准教授ほか
東京都は、大都市を抱えるだけでなく、日本の海洋の40%近くを有する海洋都市でもある。伊豆大島は、東京都の島嶼地域の中で、都心から最も近く、活火山の三原山など豊かな自然環境を有するととともに、長い歴史と特徴ある文化をもつ。伊豆大島において、自然、社会、文化、歴史を実見し、その特徴を理解する。
科目等履修〔全学共通科目〕(東京都立大学プレミアム・カレッジ)
※学部の授業回数に準じる
各科目担当教員
東京都立大学の科目等履修として開放されている、全学共通科目約100科目について、一定の制限の下、受講することが可能。授業回数は学部の回数(半期15回)に準じる。
●カレッジ生1人当たり、前後期各1科目、合計2科目を上限に受講可能
●一科目当たりの履修上限人数あり(重複の場合は抽選)
●対象科目は、科目等履修により開放されている科目のうち、全学共通科目